どういうわけだか、あっという間に新年も過ぎて2023年になってしまいました。
一昨年の10月にブリュッセルのアーティスト友達と味噌作りの会社を始めてから、なんやらかんやらで毎日がそれこそ矢のように飛んでゆく。肉体労働をしていると、小難しいことを考える時間がないだけでなく、脳みその隙間までもがほとんどなくなっていくのがよくわかります。
私たちの味噌はこちらからどうぞ。
年末に急遽オランダに住む友達のところに行こうと決め、30日からお邪魔することにしました。年末をのんびり過ごしたいと思って。
何と言っても、彼女の料理は美味しいし、いつも上げ膳据え膳で素晴らしいのです。
恩を仇で返すことになったのは、いく前にちょっと風邪気味だったのが、その後すごい風邪になってしまい、しっかり土産に置いてきたことです。
バスに乗る前の日の夜から全く声が出なくなってしまい、楽しみにしていたおしゃべりもできず、口をパクパクさせているだけの3日間でした。
金魚みたいでした。
声をかけようとしても声が届かない、振り向いてもらえない。辛いけど、逆に新鮮でもありました。声を発するということの意味はこれです。
友達が私の10倍喋っていたので、それもよし。
ブルノーが、お家の手すりや窓の修理をして喜ばれたのが、せめてもの罪滅ぼしです。
30日は、午後から軽く乾杯をして、昼寝をし、夜また乾杯をして10時に就寝と、寝ていることと食べることしかしませんでした。私にとっては理想の夢見た通りの年末年始でした。
ありがとう。
夜は咳が出て苦しかったせいか、初夢はスプラッター。
女の人の首が切り落とされ、そこら中に、切られた腕や足が散らばっているという凄惨なものでした。
アニメの見過ぎなのか。それとも今年1年を暗示している?
スプラッターな一年とは、、、一体。
さて、オランダの大晦日は、住宅地のそこら中で花火を上げていました。
ブリュッセルでは、近所にあるアトミウムというモニュメントをバックに、12時を過ぎる頃から花火が上がります。
それは公共でやっているイベントですが、オランダの場合は、隣や向かいのうちの庭から花火が発射され、それが夜11時から2時過ぎまで続きました。爆竹の音もそこら中から聞こえてきます。
オランダでは、毎年花火の事故が多くて、最近は禁止されているんだけど、「禁止」なんで糞食らってなもんですね。
大晦日には、一家庭で、花火に1000ユーロ使うのだそうです。
コロナが続いて、やっと日常が戻ってきたという開放感もあるのでしょうか。
年末は静かに過ごすという考えはヨーロッパではありません。
コロナといえば、ヨーロッパでは全く話題にも上らなくなりました。
不思議な現象です。
中国や日本では未だに感染者が増え続けているようですが、もう、どちらの国も本当の数字は発表しないことに決めたようだし、ヨーロッパの感染者数も死者数も、日々のニュースには全く出てきません。
みんな咳をしていてもマスクもしないし、喉元過ぎればなんとやら。
中国からの旅行者を規制しようという流れがありますが、それで止められるようにも思いません。
ウクライナとロシアの戦争でエネルギー問題も深刻だし、これからもっとひどいことにならなければいいと祈るしかないのが現状です。
そんな2023年の始まりです。
味噌を食べて抵抗力をつけましょう。
私から風邪をもらった友達も、どうやら回復に向かっているようでホッとしています。ついでに体から放電しているらしく、携帯やコンピューターを壊しまくっているようです。
時々、そういうことがある友達です。
時代の転換期をどうやって乗り切っていくのか、怖いけど楽しみですね。
今年もよろしくお願いします。
年越しそばもいただきました
コメント
コメントを投稿