ワクチン狂想曲

 

ベルギーでは、5月8日から、カフェやレストランがオープンすることになりました。6月中にも通常営業に戻る予定です。

わたしにも「ワクチン受けられます」のお知らせが来ています。友人もぼちぼち打ち終わった人が出てきました。

近々、レストランで働く話もあって、ワクチンを打つべきか迷っています。

もう少し情報が必要です。

 


ヨーロッパ各国は、ワクチンが行き渡ればもう大丈夫との目算で、規制を緩め始めていますが、インドやブラジルでは、未だに感染の歯止めが効かない状態でもあるし、若い人でも症状の出やすいインド株は、もうベルギーにも入ってきています。インドではワクチン接種後のお医者さんたちが発病しています。そんな中、厨房にいるとはいえ、外に働きに出るのにワクチンは必要なのかもしれないと思い始めました。

 

アートセラピーの学校に通っていた時の先生であるミハエルの娘さんが、外交官の旦那さんと一緒にインドに住んでいます。わたしがロックダウン寸前、スリランカ旅行中にベルギー帰国を促してくれたのもこの先生です。

ニュース映像で見るインドの惨状があまりにもひどいので心配になりメールをしてみました。

すると娘さんの家族全員がコロナに感染したとのこと。

頭痛、喉の腫れ、重度の下痢という症状があるそうです。

今の所、血中酸素は安定しているようですが、酸素ボンベが足りない状態ですから、いざとなった時に手に入るか心配です。

ドイツのビオンテックと共同開発をしたファイザーのワクチンはインド株に効くはずだと発表していますが、実際にそうなのでしょうか。

ミハエルに、ワクチンのことも聞いてみましたが、奥さんは、今乳がんの治療中なので、念のためモデナのワクチンを打ちました。一番副作用が少ないと言われているものです。

しかし、2回目の接種の後に、元々持っている自己疾患の発作を起こしました。自己免疫疾患を持つ人には、大きな影響があるようです。

彼は、基本的にワクチンに懐疑的です。50パーセント以上の人が2回目を打ち終わっているイスラエルの例を見ても、6ヶ月ごとに接種が必要になるだろうと言われています。

今は夫婦で北海のビーチでのんびりとバカンス中だとか。

奥さんは大事なくて良かったけれど、乳がんの治療はまだ終わっていないし、インドの娘さんたちも心配だし、今年は病の年ですね。

 

 

友達のブティックで会ったマダムと立ち話をする機会があり、ワクチンのことを聞いてみました。彼女は、もう済ませていると言うことでした。

彼女はそこそこ高齢だし、旅行にも行きたいし、家族にも頻繁に会いたいし、わたしはお医者さんを信じているわよ。とおっしゃっいました。

コロナワクチンは臨床試験も十分ではないので、実際のところ、安全性を誰がちゃんと理解できているのかはよくわかりません。

お医者さんを、専門家だからといって手放しで信じることが果たしてできるのか。

ほとんどの人は、彼女と同じように考えているとは思います。政府もしたほうがいいと言っているし、世間もそう言うムードだから。

「若い人たちがワクチンを打たなくてもいいように、年の行った自分たちが率先して打つべきだと思う。」という意見もあり、それも一理あると思います。

ただ副作用についての資料があまり出ていません。 接種後に具合が悪くなることも多く、死亡例も出ています。

日本の実家に電話してみると、日本の遅れているワクチン情勢でも、東京で80歳以上のワクチン接種が5月から始まる地区があるとか。

心臓疾患のある高齢の父も、かかりつけの医者に相談したところ、コロナワクチンを打つことを勧められたそうです。 コロナに感染するリスクと、副反応のリスクを秤にかけて、どちらを取るか、と 言うことです。

究極の選択ですが、医者が勧めているのだから、と言うことで父にとっては選択の余地はないでしょう。

ただ、様々な慢性病を抱えている高齢者から先に打つのは本当に正しいのか。

コロナワクチンは遺伝子を操作する遺伝子ワクチンです。体内に入った後、どのような動きをするのかも、まだはっきり解っていません。

 


私たちは、まるで、人体実験の対象のようにも思えてしまいます。

先日、イスラエルから帰ってきた女性から聞いた話ですが、イスラエルでは、空港でも簡単に接種できるし、色んなところにバンが止まっていて、その場で打ってもらえるのだそうです。

イスラエルは、ファイザーに接種後のデータを提供することを約束して、大量のワクチンをゲットしました。イスラエルは世界最大のワクチン実験場になっていると書かれた記事もありました。

アメリカでも、旅行者まで無料で打てるサービスが始まったそうなので、このワクチン狂想曲はしばらく続くことでしょう。

その中で、ワクチン接種せず、どこまで持ちこたえられるのか、その前に感染するのか。悩む。

変異株の出現により、2回の摂取では済まなくなる可能性もあります。

また、同じ株であっても、抗体が長く持つかどうかもはっきりわかっていませんから、インフルエンザのように、季節ごとに打つことになるかもしれません。

ワクチンを打たないと海外に出られない、ワクチンパスポートのシステムが導入されたら、ずっとしないでいるのは難しくなるでしょう。

 


今の所、わたしをワクチン接種に向かわせる情報は何もなく、とりあえず保留にしている毎日です。

わたしって、案外石橋を叩いて歩くタイプなんだなあ。


 

 

 

 

 

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