マジカル

ブリュッセルのオルタナティブなライブハウス、Les Ateliers Clusで、スタッフのご飯を作りました。最初はミュージシャン、灰野敬二さんのインタビュー通訳の話だったのが、ベジタリアン日本食のまかないを作る仕事に大変身。興味深い1日となりました。
Les Ateliers Clusには、時々ライブ見に来てたけど、キッチンに潜入出来たのは初めて。なんてすばらしいキッチンなんでしょう。時々、凝り性のフラマン人のお家にはすばらしいキッチンがあります。
キッチンとリビングが一体になった広いスペースと、センスのいい食器、道具もなんでもあります。ここで料理ができるなんて、ああ、幸せ。。。
それはさて置き、オーナーのフランスさんが、どんな基準で音楽を選んでいるのか聞いたところ、彼は、「マジカルな音楽」と言い切りました。私は、エクスペリメンタルな音楽が好きなのかと思っていましたが、そういうわけではないそうです。
それを聞いてふと思ったのは、「マジカル」というキーワードは私にとっても大切なもの。
私も「マジカル」なものを求めてベルギーにいるのかもしれない、ということをよく考えます。
ベルギーの滞在許可を5年延長した時、ベルギー象徴主義の画家、クノップフの大きな展覧会を見に行って、ショックを助けたのと同時に、私がここにいる理由はこれかなと思いました。そこには何かマジカルなものがあったと思っています。

灰野さんのライブもマジカルでした。演奏中の彼の後ろ姿は、今でも少年のようでした。
ご飯も喜んでもらえてよかった。考えてみれば、日本の精進料理は基本ビーガンです。卵も使わないし。
インタビューでの、「何でベジタリアンになったんですか?」という質問に「そんなことを聞く必要はない」と怒ってましたが、確かに、いろんな人がいるのだからそれでいいじゃないかと思います。私も、ベーガンの料理を作ってね、と言われたので作ったまでです。私自身はお肉も好きです。

そんなこんなで、マジカルについてはまた書く機会があるでしょう。
Les Ateliers Clusのプログラムに使われてる絵もマジカルです。
誰が描いたのか、名前が書いていないですが、結構ガツンときます。今度誰の作品なのか聞いてみようと思います。









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