Parcours d'artiste

ブリュッセルのアートセラピーの現場で、病院やNPOなどが合同でオープンアトリエを年に一回行っています。
学校の授業で、みんなで回ってきました。

うちの近所にあるブルグマン病院内に、ポールサドバンというアトリエがあります。
以前、胃が痛くなって救急に駆け込んだことがありますが、2時間待たされたあげく、突然胃痛が なおってしまったので、診察されず帰ったことがあります。
というわけで、あまりいい思い出はありませんが、かなり大きな病院で、アトリエの施設も大きくて きれいでした。
責任者の人が案内してくれました。



かわいいアートセラピストが説明してくれました。
彼女は、おもに絵の具を使ったワークで、参加者(病院の患者)たちとマーブリングやモノイプの作品を作っています。
これらの技法はクラシックなものですが、そこから、それぞれが自分の作品を発展させて行きます。おもしろい作品がたくさんありました。
おぼろげながら、セラピーにおけるアートワークの役割が見えてきました。


モノタイプの作品

ここでは、他にもセラミックやアクセサリー、リラクゼーションやメディテーションもあるそうです。
ポストカードのワークショップでは、コラージュしたものをカードとしてプリントアウトして、家族や友達に出すというプロジェクト。ビデオを見せてもらいました。
これも、それぞれ、まったく違うアイデアで制作してしていました。



ほかにも、精神病院から一時的に退院した人たちが暮らすホームのようなところもありました。ホームといっても、各自の部屋があり、どんな活動をするか自由。シネクラブをやったり、切り絵のアトリエなどもあり、ちょうど自宅と病院の間な感じです。
今は、入りたい人のウエイティングリストがいっぱいだそうです。

住居人のアジズさん。作品の説明をしてくれる。

食堂にあった張り紙

アートセラピーで病気をなおすことはできないけれど、自分と向き合う時間や空間をつくることがとても大事だということは、授業でも繰り返し話されます。
実際に、病院で働いている人たちも、作品の結果よりも、制作するプロセスが重要だと言っています。
素材やテクニックが与えられることで、それぞれが自分の創造の世界に勝手に行ってしまうので、何がおこるか解らないし、どんな作品が出て来るかも想像つかない。だからおもしろいんですよね。
 


 

わたしも、 そろそろ研修先を見つけなきゃ行けない。1年間は短いよー。
読まなきゃいけない本、書かなきゃいけないレポート、コンタクト取らなきゃ鳴らない人たち。。。。。


 
同級生たち。若いっていいね。
 
 
 



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