マルセイユのジャパンエクスポ

3月の初め、マルセイユでジャパンエクスポがありました。
友人がおにぎり屋を出すというので、にぎり隊として参加。
いやいや、老体にむち打って働きましたぜ。

ブリュッセルから来たメンバーは、みんなでコルビジェの設計したレジデンスに泊まりました。これが、またおもしろい。
下はホテルになってるのだけれど、上はアパートになっていて、持ち主が短期貸ししているそうです。

30年代の建物を、当時の状態で残そうとしていますが、先日火事があり、2部屋ほど黒こげになっておりました。聞いたところによると、焼けた部屋の仲介をしていた方は、そのアパートに惚れ込んでいて、自分では高くて購入できなかったため仲介業をしていたそうです。そんなに大切に思っていた部屋が、よりによって焼けるとは、不思議なことですね。


レジデンスの廊下です。部屋ごとに、ドアの色が違うのです。そして暗い。キューブリックの映画のセットみたいです。

 コルビジェさん

ジャパンエクスポなるものが、フランスで大人気なのは聞いたことがありますが、実際に行くのは初めて。
わたしは握り隊なので、昼にのんびり見物つもりだったのですが、夜の9時から朝の9時まで握りっぱなしで、それどころではなかった。


ごはん炊きと、ツナマヨの準備中。

朝方は、マシーンのようになってました。みんなでつまらない冗談を言って眠気をさましていました。

そしてエクスポ当日はこんな感じ。 



やっぱり、コスプレなんですね。親子でコスプレのかたもいました。
漫画やゲームなどのブースがたくさん出ていましたが、日本の業者がやっているのはひとつだけでした。少なすぎますよね。
アニメソングをカラオケで歌うステージがあったり、キャプテン翼の作者が来てたりと、
盛りだくさんでしたが、日本人でありながら、わたしとは、かなり遠い世界なのでした。楽しそうなんだけどね。

おにぎりは、日本のアニメに出てくるので、若い子のほうが知っているようでした。
何回も買いにくる人もいたそうです。
最終日には慣れて、ちょーどいい具合に握れるようになりました。自分で食べてもおいしかった。

へろへろで、観光もできませんでしたが、春の嵐、ミストラルが吹き荒れて、外出するどころではなかったし、空は青いし満足です。
なんたって、地中海気候。なんと、ブリュッセルに帰ったら雪は降っていました。
マルセイユに引き返したい気分。あー、寒いブリュッセルはもう嫌だ。

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